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2014/02/18 (Tue) 守備の極意(上・下)(チャド・ハーバック著、土屋政雄訳)

ウェスティッシュ大学野球部の捕手マイク・シュウォーツは、痩せっぽちの高校生ヘンリーの守備練習に見とれていた。ますます強くなるコーチのノックを、この小柄な遊撃手は優美なグラブさばきで楽々と捕え、矢のような球を次々と一塁に送る。その一連の動きはまさに芸術品だった。「来年はどこの大学でプレーするんだ」と聞いた。「大学へは行かない」シュウォーツはにやりとした。「さて、そうかな」シュウォーツはようやく見つけたのだ。みずからの弱小チーム立て直しの切り札を―アメリカ文学界の新星が贈る、野球への愛にあふれる傑作小説。



本屋で立ち読みして面白そうだなと思い図書館で借りた。この本は当たりだったね。実に面白かった。野球小説であり、青春小説であり、家族小説でもある。

主人公のヘンリーを始めとして、ヘンリーの寮のルームメイトであるオーエン、ヘンリーを見出した上級生のマイク、大学の学長のアフェンライト、アフェンライトの娘のペラ、などなど、実に人物がよく描けている。本筋に関係のない細かいエピソードも印象に残るし、ユーモラスな描写も上手い。

それから、オーエンというルームメイトと野球ということで、どうしたってジョン・アーヴィングの『オウエンのために祈りを』も想起させる(似たようなエピソードもある)。もちろん著者も意識してるだろうな。
この本は日本ではあまり話題になっていないけど、もっと話題になってもいいんじゃないかな。

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