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2009/01/26 (Mon) 翻訳文学ブックカフェ2(新元良一)

『翻訳文学ブックカフェ』には続編もあるので、そちらも紹介する。登場するのは下記の12名。

堀江敏幸、岩本正恵、栩木伸明、沼野充義柴田元幸、黒原敏行、渡辺佐智江、岸本佐知子、佐々田雅子、小山太一、高橋源一郎、高見浩

以下は読んだ時の感想。



第2弾ということで面白さは安定している。何人かは前作に引き続いての登板だが、私が楽しみにしていたのは堀江敏幸沼野充義。期待通り、この二人の話は興味深かった。

まず認識すべきなのは、ロシア・東欧だけに限ったことじゃなくて、東南アジアやアフリカでもどこでも、面白くて力のある文学があって、きちんと翻訳で紹介されれば日本でも読まれ、そのおかげで日本がちょっと豊かになるはずのものがいっぱいあるっていうことです。たくさん売れなくてもいいから、それを少しずつでも着実に紹介し続けることが大事だと思うんです。


ある作家のある作品が好きだと、親しい友達に話す程度なら別ですけれど、それについて公の場で、責任を持って語ろうとするなら、その人の作品は時間が許すかぎり、手に入るかぎり、全部読む。なぜその人がこの作品を書くにいたったかは、年代順に読んでいって、変化と成長を辿らないかぎり、理解できないところがある。責任持って書けないですよね。もちろん書評のなかでは、そうした下準備の跡は消しますし、翻訳をするにあたっても、過去の作品解釈に引きずられすぎないようにはします。でも、繰り返しますが、事前準備はあって当然だと思います。あとで知らんぷりすることを前提にね。



前者が沼野充義の話で、後者が堀江敏幸の話。どちらの話からも「プロ意識」が感じられる。そんな一方で、翻訳家になった経緯を尋ねると、結構何となくなっちゃったとか、消去法でいったら他に選択肢がなかったなんて言う人が多い。人生って案外そういうところも面白いんじゃないかなと思う。(2007/12/13)



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