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2009/01/23 (Fri) 翻訳文学ブックカフェ(新元良一)

ここまでジュンパ・ラヒリの本を3冊紹介してきたが、翻訳は全て小川高義氏である。今日紹介するのは『翻訳文学ブックカフェ』という本で、ここに小川高義氏も登場する。『さゆり』や『アメリカン・サイコ』などの話に続けてジュンパ・ラヒリの話がある。当時のジュンパ・ラヒリは当然無名で、小川氏も特にジュンパ・ラヒリを翻訳したくて翻訳したわけではなく、出版社から提示された何冊かのうちでジュンパ・ラヒリの文章が印象に残ったからというのが実際らしい。それで後でピューリッツァー賞を受賞したのを知って、ひっくり返ったわけだ。
ただ、ここまで翻訳してくると愛着も湧いてくるようで、「ラヒリは俺の女だ!」なんて発言もあった。それは冗談としても、たとえ版元が変わっても翻訳者として指名されたいと語っていたのは本音だろう。

本書は、新元氏が気鋭の翻訳家を招いて都内にある某書店のイベントスペースで公開対談したものをまとめたものである。登場する翻訳家は、若島正、柴田元幸、岸本佐知子、鴻巣友季子、青山南、上岡伸雄、小川高義、中川五郎、越川芳明、土屋政雄、村上春樹の11人。海外小説好きであれば、堪らないラインナップだろう。
新元氏には『One author, One book』という本もあって、こちらは海外の作家や編集者へのインタビュー集となっている(アーヴィングやカーヴァーが登場する)。『翻訳文学ブックカフェ』と対をなす好著であり、合わせて読むことをお薦めする。

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