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2009/07/22 (Wed) パーネル・ホールの新作は一体いつになったら出るのか?

知っている人は知っているし、知らない人は知らないわけだが、パーネル・ホールという作家がいて、スタンリー・ヘイスティングズという探偵が活躍するシリーズものを書いている。
1作目の『探偵になりたい』のあらすじを紹介するとこんな感じ。

まともに取りあう気はなかった。人殺しがしたいので手伝ってくれ、などという依頼は聞いたことがない。中年の会社重役がいきなり事務所にあらわれ、麻薬密売をめぐるトラブルに巻き込まれ命を狙われている、と訴えるのだが、わたしはことわった。探偵とは名ばかりで、わたしは事故専門の調査員なのだ。この男が殺されたのを知ったのは翌朝だった。人間には、できることとできないことがある。わたしにはできないことかもしれないが、探偵のまねごとをやってみる気になりだした…。なにごとにも控えめな探偵の危ない活躍を描く新シリーズ第1弾。



要は主人公巻き込まれ型のユーモア・ミステリーだ。私はこのスタンリー・シリーズが大好きで、『探偵になりたい』(DETECTIVE)から14作目の『休暇はほしくない』(COZY)まで全部持っている。
(ちなみに、原題は全て1単語になっていて、邦題は全て「~い」で終わる形となっている)
海の向こうでは『MANSLAUGHTER』という15作目が2002年に出ているのに、日本では『休暇はほしくない』が2005年に出て以来、とんとご無沙汰になっている。
本家のサイトを見るかぎり、パーネル・ホール自身も近年はもう一つのシリーズである「パズルレディもの」の方に力を入れているようだが、2007年にはスタンリーものの16作目となる『HITMAN』を発表している。
日本では「控えめ探偵」と評されるスタンリー・ヘイスティングズは、サイトではこのように紹介されている。

Stanley Hastings, the world's most reluctant private eye, is a failed actor/writer, who chases ambulances for a negligence lawyer in between gigs, which is most of the time. In HITMAN, Stanley tries to help a businessman who is being blackmailed for having served time for killing a man in a bar fight.



「the world's most reluctant private eye」っていうのがいいね。いくつかの作品は冒頭部分を読めるようになっている。『HITMAN』はこんな感じ。

"I'm a hitman."

I sprang from my desk chair, waved my arms. "No, no, no! You didn't say that, I didn't hear that, let's start the conversation again. I'm not an attorney, I'm a private investigator. What you tell me is not a privileged communication. If you confess to a crime, I have to tell the cops."

"I'm not confessing to a crime."

"You just told me you're a hitman."

"That's not a crime. It's a profession."

"I don't care if it's a breakfast cereal. It's a word I don't want uttered in my office. At least not following the phrase, ‘I'm a.'"

"Hit man is two words. And ‘I'm a' isn't a phrase, it's a fragment."

"What are you, a linguist?"

"I'm an English teacher."

"I thought you were a hitman."

"Yeah, but you didn't want to hear that. I teach public school at Harmon High on West Ninety-second."



相変わらず出だしが面白い。それでもって、各章の最後にも常にサプライズを持ってくるから素晴らしい。早いところ『MANSLAUGHTER』と『HITMAN』の翻訳を出して欲しいんだが、「そんなに読みたいんなら原書で読めばいいんじゃないの?」っていう声も聞こえてきそうだな。

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