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2009/04/24 (Fri) モンキービジネス Vol.5 対話号

目次から一部引用。



Interview
村上春樹 「成長」を目指して、成しつづけて――村上春樹インタビュー 聞き手―古川日出男

Dialogue
川上弘美×小川洋子 ベクトルとブラウン運動のあいだで―― 川上弘美・小川洋子対談 司会―柴田元幸

Poetry
うたの猿山 穂村弘×小澤實×水原紫苑×小池昌代×テッド・グーセン×佐藤文香×四元康祐


目玉はなんと言っても、『1Q84』の刊行を来月に控えた村上春樹へのインタビューだろう。聞き手が古川日出男っていうのもミソか。もちろん話は既出のものが多いが、なかなかにボリュームがある。
川上弘美と小川洋子の対談も気になるのだが、翻訳という観点からすると「うたの猿山」と題された試みが興味深い。内容を柴田元幸の文章から引用する。



もうひとつ、歌人の穂村弘さん企画・指揮の下、「うたの猿山」と称して、ジャンル間・言語間の詩的対話をやります。

1. 俳人1が猿について俳句を詠み、歌人1が猿について短歌を詠み、詩人1が猿について詩を書く。
2. 英語・日本語バイリンガル人間がそれらの俳句・短歌・詩を英語の俳句・短歌・詩に翻訳する。
3. 俳人2が三つの英訳をそれぞれ俳句に「翻訳」し、歌人2が三つの英訳をそれぞれ短歌に「翻訳」し、詩人2が三つの英訳をそれぞれ詩に「翻訳」する。

――以上、俳句、短歌、詩、ともに5本が出来上がる計算です。参加者は穂村弘、小澤實、テッド・グーセン、小池昌代、佐藤文香、水原紫苑、四元康祐各氏。



実際の役割分担は下記のようになっている。
俳人1:小澤實
歌人1:水原紫苑
詩人1:小池昌代
翻訳:テッド・グーセン
俳人2:佐藤文香
歌人2:穂村弘
詩人2:四元康祐各

2の付く人たちは、当然1の付く人たちが作ったオリジナルは見ていない。英訳されたものだけを見て、またそれを和訳するのだ。この試みの面白いところは、単純に「俳人1-俳人2」「歌人1-歌人2」「詩人1-詩人2」という対応になっている訳ではないということだ。2の付く人たちは、俳句、短歌、詩をそれぞれ俳人2なら3つの俳句に、歌人2なら3つの短歌に、詩人2なら3つの詩に翻訳するのだ。だから、英語の短歌や詩から俳句を作ったり、英語の俳句や詩から短歌を作ったり、英語の俳句や短歌から詩を作ったりという作業が行われる。やっぱり、違う形式のものに変換された場合に妙味が生じるようだ。特に、詩を俳句や短歌に変換したものが良かったね。

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